2023/06/06 (Tue.) 備忘録

 いつの日か立ち直れる日は来るのだろうか。

今日2023年6月6日(火)、『加隈亜衣・大西沙織のキャン丁目キャン番地』の番組終了が発表された。

 2015年2月19日の番組開始から8年と4ヶ月。

私がキャン丁目を聞き始めたのは2017年3月頃だったと思うが、それ以来生活とともにあり続けてきたし、何度過去回を聞いたかわからない。

パーソナリティ2人の相性の良さ、スタッフの安心感。

ラジオ冒頭では「帰宅」「ただいま」というお決まりのコメントが流れるが、まさにいつでも帰ってこれるホームのような場所だった。

そんな場所がなくなってしまうのは本当に悲しい。

2022年3月24日の配信(#369)では、新規有料会員を250人が集まらなければ番組継続ができないという旨が発表されたものの、5月19日(#377)には500人以上の会員数増加をもって安定した継続が可能となった。

同回では、大西さん自身が会員になるほど番組終了となってしまうのが悲しかったと述べている(https://www.nicovideo.jp/watch/so40487872)。

それから1年と少しで今度は大西さんの活動の制限もあって番組は終了となる。

大西さんのことをどれだけ慮ってもその気持ちは計り知れない。

加隈さんはこれまでの回すべてに皆勤で、一人回も代打パーソナリティの方が来た回もキャン丁目を盛り上げてくれていた。

宣伝こそほとんどしてこなかったけれど。

思い出深いのは、2022年9月18日(日)に開催された番組継続決定記念イベント。

いつもの配信のようにわちゃわちゃ、うだうだ、文句も言いながら番組を振り返ったり、コーナーをやる2人からキャン丁目が大好きなんだなというのが伝わってきて、とても嬉しくなったのをよく覚えている。

キャン丁目の好きなところは、変化と不変が入り混じっている点にある。

キャリアや年齢を重ねてパーソナリティの考えや声色、生活、色々な箇所に変化があり、デビュー間もないころから始まった番組の時間とともにそれらを感じられる。

一方で、2人のトークの相性の良さや番組の構成は変わることはなく、それが安心感やホーム感に寄与していたのだと思う。

ありふれた話だが始まりがあれば終わりがあって、永遠に続くなんてことはない。

とはいえ突然の終了には驚きと悲しみが隠しきれず、なかなか受け入れることもできない。

キャン丁目からはたくさんのものをもらってきた。

笑うことや安心感、2人への好意だけでなく、コンテンツとの出会いもあった。

その中でもナナシスは私の中核にあって、ストーリーはもちろん、ライブでの2人の姿も忘れることはできない。

それこそナナシスのEpisode 5.0には、大切な人との突然の離別を受け入れられなかった者の話があり、彼女らはその過去を噛み締めて、受け入れて未来へと歩みを進める。

私はこの出来事を受け入れられるだろうか。

受け入れる?何を?

進む?どこへ?

日常の一部を失ってどこへ行くのだろうか。

しかしそれを失ってもなお日常は無情にも続いていってしまう。

That's the way it goes.

そんな風に言える日が来るだろうか。

また会えるだろうか。

またただいまと言えるだろうか。

ただ少なくとも、過去は消えない。

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